南下したい

寒い。今季は特に寒い。生命の危険を感じるほどだ。
諸条件さえ整えば、冬だけでもいいから沖縄などの熱帯・亜熱帯地域に住みたい。こういう「避寒」って、今後はやらないだろうか。渡部昇一『知的生活の方法』には、日本の夏の暑さの弊害、それに比べてドイツは涼しくていい(けどエアコンを導入して日本でも快適に過ごせるようになったよ)といったことが書いてあったが、夏暑くて冬寒い日本では逆のことも考えるべきだと思う。
ここ数日で寒さがやわらいだとはいえ、それでもなお南下すべき理由がある。花粉症だ。とにかく杉が生えていないところに行けばなんとかその苦痛から逃れることができるのだ。しかし、花粉症は個人の体質の問題ではなくて杉を生やしすぎたせいだと思っているし、花粉症の話題をちょっとおもしろおかしく話す輩には強い憤りを覚える。
とはいえ、避寒と避花粉、両方の需要がある沖縄はもっと人気が出てもいいはずだが、実際は雇用情勢が厳しかったり、米軍基地の問題があったりしてなかなかうまいこといってないらしい。その辺はもっと詳しく勉強しなければならない。