滋賀県で開催された2025年の国スポをいまさら回想する。
はじめに見たのがレスリング、最終日のグレコローマンだった。地元選手の活躍もあり、盛り上がり方がすごかった。配信映像では伝わらない、会場の揺れを直に感じた。
雨の日が多かったので、あちこちを見に行く気力はなく、結局現地まで行ったのはレスリングと陸上競技だけだった。
競技自体の感動と同じくらい印象的なのが、交通機関。レスリングの場合、栗東駅から手原駅近くの会場である体育館まで無料のシャトルバスが出ていた。栗東市は昔の名残で手原駅周辺に市役所や体育館が集中しているが、乗客数が多いのは栗東駅。両地点を鉄道で行き来するには一旦市外である草津駅に行って乗り換えなければならない。それをシャトルバス1本で行けたのは便利だと思った。国スポなどのイベント開催時でなくても、市内の要所を往復するバスがあればいいのにと思った。
因果関係は不明だが、道路も新設や改良がたくさんあった。拡幅とか、交差点の歩道にガードレールをつけるとか、大きいのから小さいのまで、とにかく道路が良くなった。
国スポが終わったのが10月上旬、障スポが終わったのが10月下旬。暑い日もあったが、もう夏ではない、という気温で、夏の終わりとともにスポーツの1年のピークが過ぎ去った感じがしてせつなくなった。また、都道府県で持ち回りというその性質上、次に滋賀県で行われるのは約50年後、イレギュラーなことがあったとしても向こう数十年の開催地は滋賀県ではないと思うと、それもまたせつない。
大規模な公共事業という側面もあるが、かわりに過度な商業主義にはなっていないというのもいい。国スポは縮小すべき、みたいな傾向が強いが、あんなに盛り上がるなら今後も形を変えてでもやったらええねんと思った。継続する価値はある。