選挙権

選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる、ということであれこれやっているが、どうでもいいと思ってしまう。

これは、プロ野球交流戦が始まった2005年に、日本シリーズになかなか出場できない(つまり両リーグでなかなか優勝できない)チーム同士の対戦を、「(公式戦では)初顔合わせ」「○○年ぶりの対戦」などとあおっていたのと似ているからだ。そらあんた、はじめのうちは珍しいかもしれんけど、今後は毎年(毎回)同じことの繰り返しなんやで、という感じだ。

また、今回の選挙権年齢引き下げがなくても、18歳は2年経てば20歳になるということもある。2年待てなくてどうしても投票したい18歳がどのくらいいたのだろうか。ただ、選挙権の開始年齢によってその後の投票率が変わってくるということはありうるかもしれないが、どうなんだろうか。

建築の水まわり

大津市庁舎の保存要望 日本建築学会、歴史的価値高い : 京都新聞

 古い建築物をできるだけ残す、というのは美徳のひとつとして正しいと思う。大津市役所には実際に行ったことがあって、さすがに建築の素人に歴史的価値はわからないが、確かに感じのいい意匠ではあった。

しかし、トイレはだめだった。古い建物だからそれなりに古いトイレで、印象はよくなかった。ここに限らずだが、入ったトイレが汚かったり、和式便器しかなかったときの絶望感といったらもう。トイレや風呂、台所などの水まわりだけは、最新が最善だと思う。歴史的価値のあるトイレで用を足したい、と思う人はあまりいないだろう。

私は、巨大なショッピングモールがあちこちに作られることに否定的だが、それでもその価値を認めざるを得ないのは、新しいショッピングモールには最新のトイレがあるからだ。現在、大阪市営地下鉄はトイレのリニューアルを進めているらしい。いいことだと思う。公共の場のトイレは最新のものであるべきだ。

歴史的建造物に限らず、マンションなどでも、保存(現状維持)か建て替えかというときに、とりあえずトイレを一部だけでも最新式のものに改修して、それでもなお問題があるなら建て替えを考えるべきだと思う。