保育所か保育園か
保育所と保健所を言い間違えたことがニュースになっている。
ところで、こんな意見があった。
そもそも「保育所」という行政用語を使ってる時点でアウトだと思う。「日本死ね!」の人もそうだけど、当事者はふつう「保育園」って言うでしょ。安倍さんらがいくら取り繕っても、本当はまったく関心がないことの証拠かと。すべて選挙対策な感じ。 https://t.co/aw8mM7nNNF
— 山口一臣 (@kazu1961omi) 2016年3月14日
実は、保育所と保育園の違いはないらしい。法律上、すべて保育所だが、保育園を名乗っているところもある、ということのようだ。
彦根市や守山市では保育「園」のみで、保育「所」と名乗っているところはないようだ。これは、公立も私立もそのすべてが保育園を名乗り、保育所と名乗るところはないというパターンだ。もしかするとこのパターンの自治体が多数派なのかもしれない。
しかし、保育「所」と保育「園」の両方がある自治体もある。おおむね、公立は保育所、私立は保育園という区別をしている自治体が多いようだ。たとえば草津市。
ただし、これらはウェブサイト上の情報だけなので、たとえば保育「所」が正式名称でも、地域住民には保育「園」の通称で呼ばれているかもしれないし、その逆もあるかもしれない。
私は保育「所」に通っていた。通称も保育「園」ではなく保育「所」だった。保育所って、「所」って、なんかビジネスライクで夢がない響きだと子供ながらに思っていた。しかし、私が通っていた保育所は、現在、保育園と名乗っている。保育所は少数派になりつつあるのかもしれない。
ただ、「当事者はふつう『保育園』って言う」とまでは言えないと思う。当事者が保育所と呼んでいる保育所だっていまだにあるだろう。
選挙権
選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる、ということであれこれやっているが、どうでもいいと思ってしまう。
これは、プロ野球の交流戦が始まった2005年に、日本シリーズになかなか出場できない(つまり両リーグでなかなか優勝できない)チーム同士の対戦を、「(公式戦では)初顔合わせ」「○○年ぶりの対戦」などとあおっていたのと似ているからだ。そらあんた、はじめのうちは珍しいかもしれんけど、今後は毎年(毎回)同じことの繰り返しなんやで、という感じだ。
また、今回の選挙権年齢引き下げがなくても、18歳は2年経てば20歳になるということもある。2年待てなくてどうしても投票したい18歳がどのくらいいたのだろうか。ただ、選挙権の開始年齢によってその後の投票率が変わってくるということはありうるかもしれないが、どうなんだろうか。
建築の水まわり
大津市庁舎の保存要望 日本建築学会、歴史的価値高い : 京都新聞
古い建築物をできるだけ残す、というのは美徳のひとつとして正しいと思う。大津市役所には実際に行ったことがあって、さすがに建築の素人に歴史的価値はわからないが、確かに感じのいい意匠ではあった。
しかし、トイレはだめだった。古い建物だからそれなりに古いトイレで、印象はよくなかった。ここに限らずだが、入ったトイレが汚かったり、和式便器しかなかったときの絶望感といったらもう。トイレや風呂、台所などの水まわりだけは、最新が最善だと思う。歴史的価値のあるトイレで用を足したい、と思う人はあまりいないだろう。
私は、巨大なショッピングモールがあちこちに作られることに否定的だが、それでもその価値を認めざるを得ないのは、新しいショッピングモールには最新のトイレがあるからだ。現在、大阪市営地下鉄はトイレのリニューアルを進めているらしい。いいことだと思う。公共の場のトイレは最新のものであるべきだ。
歴史的建造物に限らず、マンションなどでも、保存(現状維持)か建て替えかというときに、とりあえずトイレを一部だけでも最新式のものに改修して、それでもなお問題があるなら建て替えを考えるべきだと思う。